修復に使うので破片はきちんと全て回収しましょう。 無くすと大変です。 既に破棄してしまったという場合は、ABS製パーツのランナーや、 ランナータグを積層して整形していくしか無いでしょうね… バンダイ食玩のミニプラなんかは割としっかりしてるし、 色んな成型色があるので、見繕ってみるのもいいかもしれません。 とりあえず今回は、ある場合の修復方法という事で… |
まずはヒジ、ヒザ部分に組み込まれた 軸を取り出します。 暖めて柔らかくしましょう。 ドライヤーでもいいかもしれませんが、 とりあえずお湯で。 |
暖めれば、中央の軸も抜けます。 これくらいまでねじ開けても大丈夫です。 |
小さいので無くさないように気を付けましょう。 |
そして、関節パーツの円盤状部分を 可能な限り元通りに貼り合わせます。 どうしても出来たスキマには、 ノズルで流し込みタイプを注ぎましょう。 とにかくガッチリ一体化させる事です。 盛り上がった部分は、硬化後に ナイフやヤスリで削いでおきましょう。 |
次に軸、 このパーツからかかるテンションが破損の大いなる原因。 軸の中心部分は六角形になっていて、 角を押し当てる事で円盤状パーツの回転に 渋みを与えているのですが、 これをそのままにしておくと、押し込んだ際に 円盤の接着部分があっさり逝きます。 角の先端を少しだけそぎ落とし、 テンションがかからないようにします。 |
はめ込むとユルユルなので、 この2パーツを接着して一体化させます。 流し込みタイプを使ってで、ガッチリくっつけてください。 ここでガッチリ付けておかないと、関節の強度が確保できません。 なおその際、軸が円盤の面に対して垂直になるようにしましょう。 結構多めの瞬間接着剤を盛るので、 瞬間接着剤硬化スプレーを使った方がいいかもしれません、 ただし吹きすぎると、これまたABSが侵されて 破損の原因になってしまいます。 遠間から1回、軽く吹きかける程度がいいでしょう。 |
で、それを脚に戻して完了です。 セットする際には、やはり暖めるのを忘れずに。 書かなくても大丈夫とは思いますけど、 脚関節円盤はストッパーで前後ありますので、 間違えて前後逆に付けないようにしましょう |
腕も同様にやっていきましょう。 パーツが小さいので、ヒザよりちょっと面倒です。 どうせ手を加えるなら、ついでに肩可動範囲拡張も やっとくといいかもしれません。 |
術 完 |
式、 了!! |